過去ログ - 女店主「好きだよ、女ちゃん」女「私もです」
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17: ◆nRrk0j/cII[saga]
2017/02/23(木) 23:35:52.40 ID:aTGEe0swo


店のドアを閉めてカウンターへ向かう。

さっきまで女ちゃんが座っていた椅子に座る。


女店主「はは…まだあったかいや…」

女店主「言えるわけないじゃん…あなたが好きだ、なんて…」


そうだ。女ちゃんにだって彼女自身の人生がある。

私一人のエゴでそれを壊すわけにはいかない。

じゃあどうしてだろう…。

お菓子を買っておいたのは。

一緒に行こうって誘ったのは。

私が気持ちを隠そうとするなら

せいぜい「良い店員さん」ぐらいの関係でいるべきではなかったか。

きっと自分はどこかで彼女に気づかれたい、

その結果がどうであれ気づかれることを求めようとしている。

そうしないと生きていけないぐらいに自身が弱っている。

その事実に気づいてしまった。


女店主「あはは…私って弱いなぁ……」

女店主「女ちゃん、少しだけ許してね?次の日曜日で最後にするから、それまでは……」


溢れそうになった涙を袖で拭った。




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