過去ログ - 【安価】目指せ最強のグロンギ！Episode37【仮面ライダークウガ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価】目指せ最強のグロンギ！Episode37【仮面ライダークウガ】

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895: ◆drMEK0.1tTu1[saga]
2017/03/08(水) 01:11:32.24 ID:+AefcBR2o
その頃、一条薫は長野にいた。
長野県警からの連絡で、グロンギと思われる大量の遺体が見つかり、沢渡桜子に同行していたのだ。　

山奥、竪穴式住居のような物が立ち並んだ場所が発見された。
桜子曰わく、それはグロンギの集落だと言う。

一条「発見された遺体の中には子供のものもあったそうです……」

桜子「…………推測ですけど、ここは非戦闘員の集落だったのでは無いでしょうか」　

一条「非戦闘員は東京に移動しなかったのは何故ですか？」　　

桜子「グロンギの一連の行動がゲームだったと言うのが本当ならば、プレイヤーになれなかった彼らはそのフィールドに入れなかったのでは無いでしょうか……」

一条「なるほど」

野球に例えればベンチにも入れなかった者は観客席に座るしか無い、と言う事なのだろうか。　
しかし…………それならば何故彼らは殺されたのだろうか？

一条「虎牙は次が最後のゲゲルになると言っていた……それと関係が？」

桜子「まさか……粛清？」

一条「え？」

桜子「いえ、まだ解りませんけど……」

そんな中、一条の携帯電話に着信が入
る。

一条「もしもし……杉田さん？」

杉田『一条！また未確認が現れた！』

一条「何ですって！？」

杉田『しかも、また前の時と同じルールみたいなんだよ……』

一条「え、でもそんな事は今まで……」

杉田『ああ、だが奴らのパターンが見えないのは何時も通りだ』

一条「…………」

殺された非戦闘員。

繰り返されるルール。

最後と思われるゲゲル、果たしてそこにはどんな意味があるのか？

バルバ「…………」

一条「あーーっ！？」

木々の陰に、女性の姿を見た。
一条は思わず電話を切ると、脇目も振らずに走り出してしまう。　

桜子「一条さん？！」

追い掛けた先にいたのは、自身がバラのタトゥーの女と呼ぶ者…………

一条「お前が、やったのか……？」

バルバ「…………ああ」

一条「っ！　一体、何の為に？」

バルバ「生け贄だ」

一条「何…………待てっ！」

しかし、バルバはその一言だけ残し、花弁が舞う中に消えてしまう。

一条「何が起きると言うんだ…………」

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