8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/02/26(日) 22:29:30.57 ID:ZfuOO3OLO
P「ん………あれ、俺……」
千秋「目が覚めたかしら。大丈夫、貴方が寝てからまだ30分くらいしか経っていないわ」
P「千秋……って、この体勢」
千秋「試しにやってみたけど、膝枕する側も悪くないわ」クス
P「……すまん。俺が寝ちゃったから」
千秋「いいのよ。こうしているのは、私の意思。私がこうしたいと思ったから、そうしている。それだけ」
P「千秋……」
千秋「ねえ、Pさん。少し、私の話を聞いてくれるかしら?」
P「……ああ」
千秋「昔の私は、なんでもひとりでやるのが一番だと思っていた。ひとりでなんでもこなせれば、それが一番いいことだし、一番優れている。そう思っていた」
千秋「それは、ある意味では正しい考えなのかもしれない。けれど、それを実現するには、私は不器用すぎたの」
千秋「でも……今は、不器用でよかったと、そう思うのよ」
P「不器用で、よかった?」
千秋「ええ。不器用だったからこそ、私はみんなと……貴方と出会うことができたのだから」
千秋「共に語り合い、共に悩み、共に努力し、共に何かを成し遂げる。その喜びを、たくさん味わうことができた。だから、私は今の自分に誇りを持てる」
P「……そうか。俺も、そんな千秋を誇らしく思えるよ」
千秋「ありがとう」
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