過去ログ - ハルヒ「キョンが女の子だったら良かったのに……」キョン「……は?」
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52:名無しNIPPER[sage]
2017/02/27(月) 01:58:37.53 ID:HHOZvDS20
何をするでもなく、ただただ緩慢に時間が流れていく。

しかし退屈かと言えば、そうでもなく、私は案外、この時間を好ましく思っていたようだ。

今日も今日とて、古泉とボードゲームを繰り広げながら、なんとなく、それを自覚した。

それは、自分がしようとしていたことを……
自分がしなければならないことを……
忘れかけている何よりの証拠であり、そもそもそれが何だったのかすら、今となっては定かではない。

いや、もはやどうでもいい。

そんな風に思える程、この空間を……
そしてこの状況を、私は心地よく感じていた。

古泉「また負けてしまいましたね。仕方ありません。罰ゲームとして服を……」

キョン子「脱ぐな」

何度目とも知れない敗北宣言と共に、おもむろに自身のスカートに手を差し入れた古泉を一喝する。
油断するとすぐこれだ。

私に怒られた古泉は肩を竦めるジャスチャーをした後、いそいそとボードゲームを片付け始めた。

すっかり丸まった背筋を伸ばし、部室に備えられた壁掛け時計を仰ぎ見ると、そろそろ下校時間になるところだった。

キョン子「ちょっと席を外すぞ」

帰る前に用を足しておこうと思い、席を立つと……

古泉「あら、それなら私も同行しましょう」

キョン子「は?」

何故か古泉まで席を立つ。
いや、私はトイレに行きたいんだけど……

古泉「うふっ。いいじゃないですか。一緒にお花を摘みに行きましょう」

いやいや。
こいつに常識はないのか?

常識知らずのこの痴女を、どうやって引き離そうかと頭を悩ませていると……

ハル「お?連れションか!よし!ゆうき、みく!俺たちも連れションしようぜ!!」

ハルの一言により、状況が大きく動き始めた。


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