過去ログ - ハルヒ「キョンが女の子だったら良かったのに……」キョン「……は?」
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54:名無しNIPPER[sage]
2017/02/27(月) 02:06:11.55 ID:HHOZvDS20
そんな騒動のどさくさに紛れて、私は古泉を残し、そそくさと部室を出た。

なにせ、ハルがへそを曲げて一番困ることになるのは彼女なのだ。
せいぜい、閉鎖空間が生み出されることがないように善処してくれ。

キョン子「それにしても寒いな……」

だいぶ日が長くなってきたとは言え、今にも沈みそうなほど太陽が傾いたことにより、廊下はかなり冷え込んでいた。

その上、今日の私は生足なのだ。
どうしてタイツを履いて来なかったのか、後悔してもしきれない。

そして、その後悔は形となって、この身に襲いかかることとなった。

キョン子「……腹が痛い」

急激に腹を冷やしたことにより、トイレの前に辿り着くや否や、突如腹痛に見舞われた。

もしかしたら、昼にハルの弁当を全て平らげてしまったことも理由の一つかも知れない。
男子の弁当は、私には少々多すぎたのだ。

なにはともあれ、帰り道でこうならなかったのは、不幸中の幸いと言えよう。

よもやここに来て
『大』をすることになるとは……

これから自分がすることに躊躇いを覚える。

しかし……
どうして、躊躇う必要があるのだろう。

『私』には自分自信がその行為に躊躇する意味すら、わからなくなっていた。

キョン子「ふぅ……」

なんにせよ漏らすわけにはいかなかった私は、女子トイレの個室に駆け込み、腹痛の原因を全てひねり出した。

……少々下品な表現ではあるが、それがもっとも相応しいと思ったのだ。
寛大な心で了承して貰いたい。

さて。
出し終えてスッキリ爽快な気分を味わった私は、付着物を拭き取るべく、トイレットペーパーに手を伸ばし……

衝撃を受けた。

キョン子「紙が……ない、だと?」

Oh……My Jesus!

とうやら神は……
いや、紙は、私に最後の試練を課したらしい。


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