過去ログ - ヴィーネ「びっしょびしょじゃない!」(百合)
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11: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/02/28(火) 21:24:17.55 ID:VfmC/7t50
お風呂のお湯が張った頃に、いつも通り部屋で全裸になった。
ヴィーネがなぜか後ろ向きで着替えていたので手伝ってやったのだけど、真っ赤になって怒られた。
慌てて浴室に退散したが、結局向かう所は同じだったので、こってり絞られた。

「もお、びっくりしたじゃない!」

「パンツ下ろすの手伝っただけだろ」

「最低」

鏡越しに睨まれる。
うへえ。

「あんたは黙って磨かれてなさい」

口では文句を言いつつも、手は優しくスポンジを体に当てていた。
温かくて、ぬるぬるして気持ちいかも。

「天国……」

「……そりゃ、どーも」

悪魔が天国作り出してどうするんだよ、とはあえて言わなかった。

「腕上げて」

「ん」

腋の下に、スポンジが滑り込んだ。
ひっ。体がわずかに跳ねた。
良かった。ヴィーネは気づいていない――うん?
ヴィーネが下を向いて、顔を抑えている。

「ヴィーネさん?」

「……うん」

「あの、どうなさいましたか」

「なんでもありません」

と、脇と腕を洗う作業に戻る。
右側は慣れたせいか、体が反応しなくなっていた。
良かった。またからかわれる所だった。
いやー、でも人に洗ってもらうのって最高だわ。

「次、左ね」

「うーい」

そして、また脇に差し込まれるスポンジ。

「ぁん……っ」

やばい。
今度は声に出た。
しかし、ヴィーネは洗い続けてる。
問題ない――うん?
ヴィーネが上を向いて、鼻を抑えている。

「ヴィーネさん、度々聞くけど、どうした?」

「気にしないで」





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