過去ログ - 畜生の帰還 -SS速報VIP

過去ログ - 畜生の帰還

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10:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:03:54.08 ID:tfIYESq0o
　３分後、ジェイクは魔法道具店から出てきた。その手には一つの結晶が握られていた。
　ジェイクは裏路地に入り、端末から通話をかける。

『ハロー、ハロー？どなたですかー？僕に何の用だい？』

以下略

11:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:05:20.58 ID:tfIYESq0o
『―――そしたら右手に木造の2階建ての宿が見えてくるだろう？』

「―――なるほど、そこの裏路地に入るんだな？」

『その宿が黄金の夜明け亭さ』

以下略

12:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:07:19.39 ID:tfIYESq0o
３

「おいーっす失礼しまーす」

　『黄金の夜明け亭』にきたジェイクは店内を見回す。

以下略

13:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:08:45.54 ID:tfIYESq0o

「久しぶりだな、ミケ」

「もー、ジェイクさんたらー。久しぶりに顔を合わせたっていうのに私の顔を見るなりそんな顔しないでくださいよぉ」

以下略

14:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:11:24.95 ID:tfIYESq0o
　一体ジェイクが来るまでの間にミケは何を話したのだろうか。ジェイクに一抹の不安がよぎるが軽口で誤魔化した。

「ジェイクさんはあの給仕さんとお知り合いで？」

「ん、まあな。俺が冒険者始めたばっかりの頃に、ここに引っ越す前の『黄金の夜明け亭』で寝泊まりしてた･･･、あ」

以下略

15:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:12:33.59 ID:tfIYESq0o

「もー、私がそういうの苦手だってジェイクさん知ってるじゃないですかー」

「猫かぶれ猫を、おめーの十八番だろーが」

以下略

16:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:15:44.58 ID:tfIYESq0o

「すいませーん、水お代わりください」

「あ、はーい」

以下略

17:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:16:39.35 ID:tfIYESq0o
「こ･･･恋人です･･･」

「･･････」

「～～～～～～～～～～！！！！」

以下略

18:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:17:18.64 ID:tfIYESq0o
「だ　め　！」

　力強く宣言したジェイクの脳天に給仕の少女の渾身の手刀が突き刺さる！
　ジェイクは給仕の少女にガンをつけた！

以下略

19:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:17:53.22 ID:tfIYESq0o
「私と恋人になって、一緒に仕事をしてほしいんですよ！」

「何言ってんだこいつ」

　だが恋人要素はきっとその仕事に必要なものなのだろう。ジェイクはたっぷり数秒唸ったのちに返答をした。

以下略

20:名無しNIPPER[sage]
2017/02/28(火) 21:26:47.58 ID:tfIYESq0o
４
　さて、その翌日である。二人は外で買い物をしていた。と、言っても冒険の準備ではない。
『恋人』になるための特訓、といったところだろうか。
　とある女性向けの服屋から出てきて二人は寄り添いながら歩く。ミケはジェイクの腕に手を回しながら口を開いた。

以下略

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