62:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 22:34:55.81 ID:vKUFmkvh0
──夜──
凛(誰もいない部屋で1人。私が考えていたのは、亡くなった女の子のこと)
凛(両親に邪魔者扱いされてこの場所に預けられたんだと言っていた)
凛(私はそれは、邪魔者扱いなんじゃなくて大事にされてた故の行為だったんじゃないかとも思う)
凛(本当に邪険に思っていたんだとしたら、こんな良い旅館でわざわざ1部屋を貸し切ったりしないだろうから)
凛(でも女の子が本当に欲しかったのは、いい部屋よりもいい景色よりも、両親と一緒にいる時間だったんだよね)
凛(おしゃべり好きのお嬢様、か。そういう意味じゃ、ちょっと卯月に似てるのかも)
凛(……卯月に似てる?)
卯月『何かお悩みですか、凛ちゃん』
凛『わっ、卯月。もう、いつもいきなり現れるんだから』
凛「……いやいや、そんなまさか」
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