過去ログ - 【ミリマス】765プロ昔話『おむすびろこりん』
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42:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 02:00:51.99 ID:IdaeVSs10
歌がおわると、よくばりじいさんは早くいいものをくれ、わしをお金持ちにしろ、とロコねずみたちを急かします。



環「はやく、はやく! あのおじいさんだけに何かしてあげて、わしに何もしないっていうのはないよね?」
以下略



43:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 02:07:26.17 ID:IdaeVSs10
ロコ「……どうぞ、ミスター。ビッグなつづらかスモールなつづらか、どちらかさしあげますのでチョイスしてください……」



環「おぉ〜! やった! やっとここまで来たぞ!」
以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 02:11:56.02 ID:IdaeVSs10
環「えっと……小さいのと大きいの、どっちがいいかなぁ」



ロコ「どうぞ、どちらか一つだけですよ」
以下略



45:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 02:15:56.67 ID:IdaeVSs10
「にゃぁ〜〜〜〜〜〜お」



ロコ「!!!」
以下略



46:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 02:23:38.10 ID:IdaeVSs10
ロコねずみがいなくなって、かんさんとした住みかでよくばりじいさんはかんらかんらと大声で笑いました。

なぜなら、ネコの声が穴に響いたのはよくばりじいさんがとびっきりの鳴きマネをしたからなのです。

よくばりじいさんはにまにま笑って、自分だけに聞こえるように言いました。
以下略



47:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 02:29:44.01 ID:IdaeVSs10
それから、どのくらいの時間がたったでしょうか。

何百歩、何千歩と歩いたはずなのに、まだまだ出口はみえません。


以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 02:47:19.84 ID:IdaeVSs10
よくばりじいさんは、とにかく止まらないで歩いていけば外へ出られると信じて歩きます。

ひたすら、ひたすら、真っ暗やみの穴を歩くよくばりじいさん。いつもは元気なおじいさんでしたが、さすがに歩き通しで、だんだん力もなくなっていくようです。

そのせいでしょうか。たった今も、道に落ちてる小石につまずいて、すってんころりん、と転んでひざをすりむいてしまいました。
以下略



49:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 02:52:53.60 ID:IdaeVSs10
環「そうだ。背中のおっきぃつづらから何かとび出てないか、たしかめないと!」



環「お宝落っことしたら、もったいないもんね!」
以下略



50:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 03:02:11.23 ID:IdaeVSs10
よくばりじいさんが穴へ落っこちてから、何日もたちました。

宝物が来ないばかりか、じいさんが戻ってこないので、よくばりばあさんも気分がよくありません。


以下略



51:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 03:12:59.83 ID:IdaeVSs10
このとき、嫌われ者だったよくばりばあさんは、自分のお願いがほかの人に聞いてもらえるかどうか、とても不安でした。

けれど、周りの人たちは時間を作ってよくばりじいさんを探してくれました。よくばりじいさんのことは好きじゃなくても、自分の知っている人がいなくなるのは、やっぱり心配だったのでしょう。

中でも、おじいさんとおばあさんはけんめいによくばりじいさんの捜索に励んでくれました。
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