過去ログ - ヴィーネ「ガヴリールの大切なものって…何?」
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6:名無しNIPPER[sage]
2017/03/04(土) 13:59:44.87 ID:a/GtNtoE0
引っ張れと言わんばかりに伸ばした柔らかい手を握って重い腰を上げさせる。
ゆっくりゆっくり、ガヴはロボットみたいに立ち上がった。私は立ち上がったガヴの手を離すことなく、写真を眺めるみたいに彼女の顔をぼうっと見ていた。


ガヴリール「な…なに、この状況。恥ずいんだけど」


ヴィーネ「わっ!ご、ごめん!」


私は驚いて手を離した。なにやってるんだろう、私。


ガヴリール「…どしたの?」


ヴィーネ「え?」


ガヴリール「いや、ヴィーネやたらと遠い目をしてたから」


ヴィーネ「そ、そう?そんなことないわよ」


ガヴリール「ふーん」


ガヴは食器を持って洗い場へと向かう。
ガヴのことをぐるぐる考えながら過ごしているからあんな状態でも思索に耽ってしまった。それにしてもそんなにわかりやすく顔に出てたかしら…。

ガヴリール「また遠い目してるぞ」


ヴィーネ「わっ!」


ガヴは食器を洗って濡れた手をジャージで拭きながら戻ってきた。


ヴィーネ「あ、洗い物もうおわったの?!」


ガヴリール「もう…?やっぱ今日お前ボーッとしすぎ」


ガヴリール「熱でもあるのか」


ヴィーネ「なっ…!」


まだ少し濡れた手を伸ばして私のおでこに触れる。


ガヴリール「なさそうだな」


ヴィーネ「せ、せめて拭いてから触れなさい!」


ガヴリール「お、ちょっと熱くなった」


ヴィーネ「ばか!!」


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