過去ログ - 【モバマス】美嘉「もう一つの物語」
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34: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 22:54:35.97 ID:QFvfrLAg0
「ええ。それはね、笑顔が無いとか、元気が無いとか、そういうことでは無くて、
美嘉ちゃんがどういう思いで、どうありたいのかが、見えないなあって」

どうありたいのかが、見えない…
それは、とても厳しい言葉のようで、でも楓さんの口から発せられる言葉は
決してアタシを責めているわけではなかった。
だから…それは本当に、真実なのかもしれない。

「それが、さっきの質問の…」
「そうね。美嘉ちゃんはね、最初に私に、どうして断ったのかって聞いてくれたけど、
ごめんなさい。それは言えないの」
「…」

「お仕事に対する姿勢、思いは、人それぞれよ。私も、常務も、美嘉ちゃんも、それぞれ」

「人それぞれ…」
「ええ。私は、お断りはしたけれど、常務が間違っているとは思わないの」
「でも!だったら…すごく、おっきい仕事だって…」

そう言うと、楓さんは優しい表情のまま、小さくふるふる首を揺らす。


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