過去ログ - 鞠莉「果南が…」千歌「戻ってこない…?」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 21:36:10.44 ID:oUECwn7k0

そうしている間にも聞こえてくるサイレンの音はだんだんと大きくなり、ついに目の前で白い車両が止まった。

ビニル製のジャンパーを着た隊員が降りてくる。

彼は少し辺りを見渡し、へたり込む自分の方を見ると、まっすぐこちらに向かってきた。

鞠莉「ほら果南、来たよ。もう大丈夫、Don't worry だからね……」

大柄の隊員はとても頼もしく見えた。

きっとこの人たちなら、果南を救ってくれる。

そして助かったら、謝ろう。無理をさせてごめん、つらい時は言ってほしいと。

先ほどとは別の涙を流しながら、果南の身を起こそうと、身体を動かした――。



               
隊員「ああ、君だね。よかった、"目を覚ました"んだね……」


鞠莉「え……?」



意味が、わからなかった。

慌てて果南の様子を確認するも、目を覚ましている気配はない。

隊員「すっかり体が冷えてしまっているよ。もっと上着を……」

ぐいと自分のわきの下に隊員の肩が入る。



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