過去ログ - 鞠莉「果南が…」千歌「戻ってこない…?」
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24:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 21:44:52.07 ID:oUECwn7k0

ダイヤ「……足りている、でしょうか。」

鞠莉「え……?」

ダイヤ「今していることに、いったいどれほどの効果があるのでしょうか……」

ダイヤ「水、もっ、栄養剤も…っ、これだけしか、たったのこれだけしかっ、摂れてっ、いなくてっ……」

ダイヤ「どうしたら、どうしたらっ、いいの…っ、でしょうか…っ、か、かな、果南さんがっ、果南さんがっ!」

ルビィの前では決して見せない弱音が漏れてしまう。

果南の様子は、微塵も変わっていない。

自分たちが必死になってやっていることに、終わりは見えなかった。

あの日からルビィは笑わなくなった。

たった数日のうちに、少しずつ皆の精神が蝕まれている、そんな感覚があった。

鞠莉「……ごめん、ごめんねダイヤ。たくさんのこと、押し付けて……」

鞠莉がそっと手を握ってくれる。

鞠莉「退院したら、場所を移そう? ダイヤもちゃんと寝ないと。……すごい隈」

ダイヤ「え、ええ…っ、すみませっ、鞠莉さん……」

強張ってしまった身体から力を抜き、鞠莉の身体にもたれかかる。

その日は、そのまま鞠莉に背中を撫でられながら、少し眠ってしまっていた。




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