過去ログ - 片桐早苗「あたしだけの特効薬」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:22:56.43 ID:2xfEaWy9O
「ふわぁ〜」

 車内に大きな欠伸が響いた。欠伸の主はサイキックアイドル堀裕子だった。

「眠いなら寝ていいぞー」

「うにゅう、すみません。寝かせてもらいます」

 言うや否や、堀裕子は眠りの世界へと誘われた。

「あらあら、可愛い顔で寝ちゃって」

 微笑ましいその寝顔を見て早苗の頬が緩む。他人が寝ると、やはりそれに誘われるものだ。隣にいた牧場系アイドル及川雫もうつらうつらしてると思ったらこてんっと意識を手放していった。

「疲れてたんだなあ。まあ、そらそうだな。早苗さんも寝てていいですよ。着いたらおこしますから」

「おんやあ? P君ってば、美少女三人を寝かせて何をするつもりなのかしら?」

「はいはい、そういうの良いですから」

「まーったくもう。つれないわねえ」

 ふと、寝てしまった二人へ視線を向けると、裕子は雫の胸に頭を寄せていた。とても柔らかそうな枕だ。率直に早苗は思った。
 そういえば、初めてこのユニットを組んだとき、まだプロデューサーは今のようにあしらうことを知らなかったことを思い出す。


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