過去ログ - 片桐早苗「あたしだけの特効薬」
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20:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:25:59.39 ID:2xfEaWy9O
 そこでやっと思い出した。この懐かしさは早苗をスカウトしていた時のプロデューサーの熱と全く一緒なのだ。自然と笑みが漏れてしまう。

「お、どうしました早苗さん。楽しそうじゃないですか」

「そりゃそうよ。こんな楽しそうなことないわよ! 二人とも安心しなさい! お姉さんがビシバシ鍛えて、引っ張ってあげるわ!」

 早苗の自信満々な姿に、二人は呆気にとられたかのように止まり、そして拍手をし始めた。

「おお! 何かできるような気がしてきました!」

「気がするじゃなくて、出来るのよ!」

「何か自信がわいてきた気がしますー」

「気のせいじゃないわよ!」

「おいおい、俺の時とは大違いじゃないか」

 プロデューサーは悔しそうな声音で言うが、その顔は満足している顔だった。


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