3:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:15:30.10 ID:2xfEaWy9O
「はあ、はあ、大丈夫大丈夫、ありがとうね雫ちゃん、ユッコちゃん」
しばらく息を整え、ゆっくり深呼吸をする。全身の筋肉をほぐす意味でも軽くストレッチをした。確かに辛い。だが、若い者にまだまだ負けたくないというのと、自身が年寄りになっていっているのを認めたくないのと、そして何より、早苗の身体能力のせいで二人の足を引っ張りたくないという思いからなけなしの体力を引っ張り出す。
「さあて、練習再開よ!」
「はい〜」
「了解です!」
片桐早苗、及川雫、堀裕子、この三名からなるユニット『セクシーギルティ』による単独ライブが三月六日に公演される。今まで単独ライブを行ったことはなかった。地道に活動を続け、こつこつファンを獲得して、小さい箱で合同ライブを行い……そこへ降って湧いたかのような単独ライブの話。しかも規模はそこそこ大きいときた。何が何でも成功させたいという思いを孕ませつつ、浮き足立ち、勇み足になるのを堪えながら日々レッスンに励んでいた。
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