8:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:18:31.79 ID:2xfEaWy9O
「あ、おつかれさん」
外にはワゴン車が停車しており、運転席には我らが事務所一腕利きのプロデューサーがいた。
「お疲れ様ですー」
「お疲れ様ですプロデューサー!」
「お疲れP君」
車へ搭乗し、各々が労いの言葉を掛け合う。決して形式上だけの掛け合いではない。プロデューサーはアイドルたちへ本気で労いの言葉を掛けているし、アイドルたちもプロデューサーの苦労をわかっているから本心から労っている。
先程事務所一の腕利きという紹介をしたプロデューサーだが、実は事務所にプロデューサーはこの人ただ一人しかいない。決して小さいわけでも、アイドル数が少ないわけでもないのにプロデューサーが少ないのにはわけがある。社長が気に入らないと言ってほとんどのプロデューサー候補生を蹴ってしまっているのだ。
社長曰く、「俺の目の黒いうちは素質の無いプロデューサーはいらん。そんな奴が担当してしまうアイドルに申し訳ないからな」とのことだ。おかげでプロデューサーはへえこらひいこら言いながら働いている。
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