9:名無しNIPPER[saga]
2017/03/07(火) 23:19:15.45 ID:2xfEaWy9O
「どうだった? 追い込みきつかっただろ?」
だけど、プロデューサーは辛さを決して面には出さない。そんな顔をしている暇があればアイドルたちのために仕事をもっと持って来ようとする。そんなプロデューサーだった。
「ほんとよー。身体中ガッタガタ。歩くのも億劫だったわよ」
「ええー、私も疲れちゃいましたー」
「はい、私のサイキックも今はできないくらいには消耗してしまいました」
各々から疲労を感じる声音が聞こえてくる。プロデューサーは「そうか。よく頑張ったな。お疲れ様」と言うと運転に集中した。
「……P君も、お疲れ様」
誰にも聞こえない声で早苗は呟く。年長者だからこそ、プロデューサーの頑張りには敏感だった。
赤信号で停車した時、ふと視線を外へ向ける。すると駐車禁止区域で違法駐車をした車を警察が取り締まっているところだった。
「……そういえば、P君との出会いも違反切符を切っているところだったわね」
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