過去ログ - 【モバマスSS】続続々・あやかし事務所のアイドルさん
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 00:45:23.33 ID:tIyFmDss0
アナスタシアのアドバイスはステップや腕の動かし方のちょっとしたコツなど、とてもためになるものでした。

小一時間ほどで練習を終えた文香がストレッチをしようとすると、アナスタシアから声がかけられました。

「お疲れ様でした、フミカ。ストレッチの前に、ちょっと座ってもらえますか?」

「はい、わかりまし……ひゃっ!?」

椅子に座った文香の足に触れたアナスタシアの手はビックリするほどひんやりしていました。

「冷たすぎましたか?イズヴィニーチェ…ごめんなさい」

「い、いえ、少し驚いただけです」

「では続けますね。痛かったりしたら、すぐに教えてください」

冷気を操っているのか、普段よりも冷たいアナスタシアの手は熱を持った筋肉をじんわりと癒やしてくれるようでした。

「これは……とても気持ち良いですね」

「アイシングは運動のすぐ後が良いと、教えてもらいました。私達は人よりも丈夫ですけど、怪我の予防は大切、ですね」

「重ね重ねすみません。迷惑をかけてばかりで……」

「ニェット。迷惑、違います。私は頑張っているフミカだから、応援したいと思いました。それと、こういうときはすみません、よりも…」

「……はい、ありがとうございます、アーニャさん」

「ダー♪」

それからも自主トレの時には誰かが様子を見に来てくれることが何度もあり、文香は仲間たちの優しさに深く感謝するのでした。


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