過去ログ - 【モバマスSS】続続々・あやかし事務所のアイドルさん
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 00:56:17.14 ID:tIyFmDss0
「みなさん、初めまして。文香と申します」

「今日はお忙しい中、私のステージを見に来てくださり、誠にありがとうございます」

「デビューしたばかりで、まだまだ拙いところも多いかと思います」
以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 00:56:50.30 ID:tIyFmDss0
歌い出しはなめらかに、レッスンで学んだ歌い方を意識して。

ダンスはゆるやかに、でも緩急はしっかりとつけて。

歌い踊っている間はただただ夢中で周囲の様子を伺うことなんてできませんでした。
以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 00:57:48.75 ID:tIyFmDss0
しばらく呆然としていた文香ですが、この後の段取りを思い出し慌てて挨拶をしました。

「ご、ご清聴ありがとうございました」

また巻き起こる拍手の中お辞儀をして、ちょっぴり早足で舞台裏へと向かった文香を迎えてくれたのは、笑顔で送り出してくれた5人のアイドルとプロデューサーでした。
以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 00:58:43.80 ID:tIyFmDss0
文香が喉を潤し、汗を拭っていると、会場からアンコールの声が聞こえてきました。

「ミニライブでアンコールがかかるなんて珍しいですね」

「カップリング曲も練習しておいた甲斐があったな。文香、もう一曲行けるか?」
以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 00:59:36.80 ID:tIyFmDss0
「では話もまとまったところで、急ぎましょうか。芳乃ちゃん、お願い」

「結界はもう張ってありましてー」

「ほないきますえー。ちょいちょいぱっぱのこんちきちんっ」
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 01:00:16.20 ID:tIyFmDss0
「大変長らくお待たせいたしました。アンコール、ありがとうございます」

「今日こうやって私がステージに立てるのは、色んな方々に支えがあってのことです。みなさんへの感謝の気持ちを込めて、もう一曲、歌わせていただきます」

「そして今日は事務所の先輩アイドルのみなさんが応援に来てくれました。先輩たちにはまだまだ及びませんが、少しでも追いつけるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願いいたします」
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 01:01:22.83 ID:tIyFmDss0
ミニライブは大成功で幕を閉じ、寮ではささやかな打ち上げが行われることになりました。

『かんぱーい!』

年齢的にはお酒でも全く問題ないのですが、時間も遅く明日の仕事もありますのでジュースでの乾杯です。
以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 01:02:01.05 ID:tIyFmDss0
「ところで文香ちゃん、ひとつ質問いいかな?」

「はい、なんでしょう」

「文香ちゃんが抱えてた空腹感、今はどんな感じ?」
以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 01:02:59.15 ID:tIyFmDss0
「あたしたち妖怪のエネルギー源って大きく三つに分けられるんだよ」

「一つ目は一般的な食事。これはあたしたちみたいに人間社会の中で生きていると重要性が増すみたい。文香ちゃんも寮に入る前は何日もご飯を食べなくても平気だったと思うんだけど、今は無理でしょ?」

「二つ目は妖怪としての食事。例えば奏ちゃんなら吸血だし、夕美ちゃんなら光合成だし、文香ちゃんなら人の記憶を食べることだね。妖怪として生きる分にはこれか、あるいは次に説明する三つめさえあれば大丈夫」
以下略



31:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 01:04:03.83 ID:tIyFmDss0
「紗枝ちゃんひどーい、せっかく盛り上がってきたところだったのにー」

「志希はんが【そもそも…】なんて言い出したらそれは脱線が始まる合図やからなぁ」

「文香、あまり難しく考えすぎない方がよいのでしてー」
以下略



32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 01:04:57.73 ID:tIyFmDss0
「あは、あははは!なーるほど!そうなると妖怪を従えてるプロデューサーは超有能な陰陽師になっちゃうかな? その発想はなかったにゃ〜!」

「うふふ、そないな高尚なもんとちゃいますやろ。妖怪吸引機とでも言った方がええんやないですの?」

「紗枝ー、的確過ぎて、わ、笑えないのでしてー」
以下略



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