過去ログ - 三船美優「許してくれる貴方へ」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/08(水) 20:39:55.06 ID:PVrO7amsO
 今もこうして続いている。

 一度の過ちだったはずのこれが、もうすっかり、毎夜のことになっている。

 おやすみなさい。その言葉をきっかけに始まるこれが、もう何度も何度も繰り返されている。

 ……分かってしまったから。

 プロデューサーさんは受け止めてくれること。

 私が何を漏らしても。他の誰かには絶対に聞かれたくない音――衣擦れやシャワーの、熱く濡れた喘ぐ声の、胸へ宿したプロデューサーさんへの想いの――そのすべてを、プロデューサーは受け止めてくれる。

 受け入れてはくれないけれど……でも、受け止めてはくれる。否定せず、無かったことにせず、応えられなくても聞いていてくれる。

 だから、繰り返す。

 何度も何度も。毎夜毎夜。

 おやすみなさい。その言葉の後から始まる、このこれを。


「貴方の腕……」

「絡ませたい……。私を支えてくれる貴方の腕へ、私の腕を絡ませて歩きたい……」

「貴方の胸……」

「抱き着きたい……。私に安心をくれる大きな貴方の胸に、私の身体を受け入れてほしい……」

「貴方の唇……」

「キスしたい……。私を魅せていつも甘く蕩けさせてしまう貴方の唇と、私の唇を重ねさせてもらいたい……」

「貴方が……」

「プロデューサーさんが欲しいです……」


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