過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活四日目
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986:名無しNIPPER
2017/04/04(火) 06:26:46.99 ID:k4D60RXh0
このゲームではお互いの相手に対する思いの強さを確認させてもらいます
 その言葉と同時に目の前が真っ暗になり、音が消えた。周囲の人間すべてが消え去ってしまったかのような錯覚を感じる。やがて再び場に明かりが戻ると、そこは先ほどいた体育館ではなかった。


は?
 これには唖然とするしかない。慌てて周囲を見ると、先ほどまで大勢いた生徒の姿はどこにもなく、同じようにポカンとした剛だけが目に入った。


これは、たまげたな
 そう剛が呟くが、こっちはそれどころではない。今俺たちがいるのは崖、というか直径二メートルほどの足場がある柱の上だ。周りは暗闇で覆われていて先は見えないし、当然下の方もそこが見えないくらい高い。
ゲームマスター

皆さん状況は把握しましたか?
 そんな状況に困惑していると、どこからかスピーカーを通したようなゲームマスターの声が聞こえてくる。
ゲームマスター

今皆さんはそれぞれチームごとに分けられて、柱の上に立っているはずです。このゲームではお互いを思いやる気持ちを見せてもらいます。ルールは簡単。今から皆さんはチームの人と話し合って、どちらが犠牲になるかを決めてください。犠牲となる人が柱から落ちればクリアとなります
 しかしそんな困惑はその言葉で掻き消える。ここから落ちる? そんなことをすれば落ちた人はただでは済まない。普通に考えて死んでしまうだろう。
 ひやりとした感覚が背中を襲う中、俺は振り返り剛の顔を見た。彼もまた驚愕という言葉がぴったりな表情をしていた。


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