過去ログ - 最原「超高校級のラッキースケベ?」天海「2スレ目っす!」ダンガンロンパV3
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716:[saga]
2017/03/28(火) 21:00:59.83 ID:Xjgeku7O0
「皆、皆……私に会いに来なくなっちゃった。当然だよね、こんな私に会いたい奴なんているわけないもんね……」

 そう言って春川さんは自嘲気味に笑うと、寂しそうに涙を流した。本心からの涙をこぼしながら、すがる様に僕に語りかける。

「ねぇ、最原……もう、あんたしかいないんだ……私が殺そうとしたあんたに罰を与えて貰える事でしか、私は生きている事を実感出来ないんだよ……」

「だからさ、最原……あなたが飽きるまでで良いから、私を罰して。そして付き合いきれなくなったら……私を置いて、ここから出て行ってよ……」

 その言葉に胸を痛めながら、僕は手にした乗馬用の鞭を振るう。手応えと共に春川さんの悲鳴が響き、鮮血が舞った。

 そうさ、わかってる。こんな事、僕も望んじゃいなかった。でも……もう彼女の居場所を作れるのは僕しかいないのだ。

 外に出て行った皆は思い出しライトを使われて記憶を改竄されてしまった。もう、僕の事も春川さんの事も覚えていないのだ。

 そして、春川さんの痛々しい姿を見続ける視聴者も外の世界にはいない。皆、あっという間に彼女の事を過去の人物にしてしまっているのだ。

 春川さんには居場所がない。外に出ても彼女を受け入れてくれる人は居ないのだ。だから、ここに残り続けると決めた。そして、罪を償うために今日も僕の手で罰を受け続けている。



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