8: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2017/03/09(木) 01:43:57.05 ID:MdTGKv9W0
稲城「あとは…そうだな、それなりに資料を読んで知ってるよ。ポーランドの事故での一件も、黒騎のおかげで、立ち直ったということも」
エミリア「そんなことまで…」
稲城「世間話がてら、いろいろと話していたときにあいつが得意げに語ってくれたからね。私みたいに、誰かに変わるきっかけを持たせてやれた、って」
エミリア「…ホントに、その通りです。私、黒騎さんと会えたおかげで、変わるための勇気も、そのきっかけももらえました。今でも、黒騎さんには、感謝で胸がいっぱいです」
稲城「変わるための勇気、か。…それで、私にどんな用事で?」
エミリア「ええっと…お話してみたかったんです。その、黒騎さんのことをもっとよく知りたくて。稲城さんであれば、きっとたくさんのことが聞けるかと思いまして」
稲城「ふぅん。どうしてあいつのことなんて知りたいんだ? ただの同僚のことなんて、そんなに深く踏み込むことかい?」
エミリア「いけませんか? 後輩として、同僚として、もっと黒騎さんのことを知れば、あの人みたいにすごい警察官になれるかもって、そう思ったんです」
稲城「いや、別に。…てっきり、黒騎のことが好きなのかと思ったものだから」
エミリア「それは、そのう……その通りですけれど」カァ
稲城「……ふっ、くくっ。すまない、意地の悪いことをしたね」
エミリア「いえ気にしてませんから。代わりに、目一杯聞かせてください、黒騎さんのこと」
稲城「ああ、もちろん。あいつのこと、たくさん知ってやってくれ。かわいい弟分だ、君のような人にあいつを支えてもらえるというなら、嬉しいことだよ」フッ
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