60:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 14:39:58.47 ID:FOFR7H290
俺達は、ひたすら地下に潜った。
ゆり「この下よ」
雄二「ようやく辿り着いたのか」
俺達の眼下には頑丈そうな鉄の扉がある。二人でそれを開けると、暗闇の底に光が見えた。
そして、また長い梯子を降りる。
雄二「これがギルドか…」
ギルドは巨大な鉄工所のような場所だった。金属音が、そこかしこで鳴り響いている。
梯子を降りきると、作業着を着た若者たちが待ち受けていた。
ギルド員A「あの罠の中、辿り着いたのか!さすがゆりっぺだぜ!」
ゆり「そんなことより、天使は?」
ギルド員B「さっきまで侵攻は止まっていたが、また動き出したようだ」
その時、どーーーん!!という音と共に激しい振動が俺たちを襲った。
全員が天井を見上げる。ぱらぱらと粉塵が落ちてきた。
ギルド員C「またかかった!」
ギルド員D「近いぞ!すぐそこまで来てる!!」
雄二「…」
俺はゆりの方を見た。天使にギルドの所在がバレた以上、今から下す判断は、これからの戦線について生きるか死ぬかの分水嶺になるはずだ。
…リーダーのあんたはどう判断する?
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