過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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12:名無しNIPPER[saga]
2017/03/09(木) 21:29:28.36 ID:l6gu8MXB0

「ここらでよいか」

なんとか男たちを巻き、人通りの少ない場所へ出たところで背中の少女はぶつぶつと呪文のような何かを唱え始めた。

男(なんだなんだ!?今度はどうした!?)

「ひらけっ!」

彼女が叫ぶと俺たちの目の前に巨大な赤い鳥居が出現した。

男「うわあっ!?」

「そのままそこに突っ込むのじゃ!」

巨大な鳥居の向こう側はその先の景色を写さず歪んだ空間を俺に見せていた。

男(は!?あ!?え!?)

全力疾走で止まるに止まれず目をギュッと閉じた状態で鳥居をくぐり抜けた。



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