過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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192:名無しNIPPER[saga]
2017/03/13(月) 23:00:37.66 ID:LEm2Q0Fn0
てんこ「そんないきなりっ!一体何故!?」

男「そっ、そうだぞ!ここまで来たのに…」

男「もし俺やくぅこのことを思ってそんなことをしようとしているなら大間違いだぞ!?」

妖狐姫「自惚れるなよ座椅子」

男「え……」

妖狐姫は今まで俺に見せたことないような冷たい眼差しをしていた。
まるでまったく興味、関心のないものに向ける目だ。

妖狐姫「みなには言っておらんかったがな…座椅子にはそろそろ飽き飽きしておったのじゃ…」

しかし

てんこ「姫…様…」

妖狐姫「それに座椅子としらこ様の顔…月とすっぽんじゃ…わらわも頭を冷やし、冷静となった」

妖狐姫「あのような美しい方と一緒になれるというのに…その求婚を蹴るなぞ罰当たりも良いところ。街中の婦人を敵に回すところじゃった」

俺にも、てんこさんにも、丸分かりだった。

妖狐姫「しらこ様との祝言の日が決まったら、うにゅには出て行ってもらうぞ」

それが苦しい演技だということが。



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