過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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205:名無しNIPPER[saga]
2017/03/13(月) 23:21:46.60 ID:LEm2Q0Fn0
くぅこ「…主殿!」

布団に横たわるくぅこに背を向けた瞬間、彼女に呼び止められた。

男「どうした…?ってお前!」

くぅこ「うっ…んんっ…」

振り返ると彼女は顔を引きつりながら無理矢理立ち上がろうとしていた。

男「安静にしてなきゃ駄目だろ!」

見てられなくてくぅこをもう一度布団に寝かせようと俺は彼女の肩に手を置いた。

くぅこ「はぁ…はぁ…一つ、約束して欲しいでごじゃるよ…」

くぅこ「必ず、生きてまたその顔をせっしゃに見せて欲しいでごじゃる。危ないことがあったらすぐに逃げるでごじゃるよ」

男「…ああ、約束する」

くぅこ「……主殿、少し頭を下げて欲しいでごじゃる」

男「…?…こうか?」

くぅこの言う通り少し頭の高さを下げた。

くぅこ「んっ…」

そうすると彼女は俺の額に軽く口づけした。




「…まじないでごじゃるよ」









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