過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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33:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:12:41.43 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫はやれやれと軽くため息をはいてから襖から俺の方へ視線を戻した。

妖狐姫「ほれ、座椅子。こちらへ来い」

男(俺の意思は関係なく、もう俺は座椅子決定なんだな)

もし俺が立派な真人間で、あっちの世界で充実した人生を送っていたなら…「ふざけるな帰らせろ」とでも言っていただろう。

男(そのとき妖狐姫はどんな反応をしたんだろ…)

なんて考えながら手招きする彼女の方へ歩み寄る…真人間じゃないからな。

妖狐姫「ここに胡座をかくのじゃ」

妖狐姫は立ち上がるとさっきまで自分が座っていた座布団を指差してそう言った。


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