過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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36:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:15:02.61 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫「何を言う。そのようなつまらんものでよいなら最高級の座椅子をてんこに頼むだけで事足りておる」

妖狐姫「わらわを愛でるのじゃ」

男「え?」

妖狐姫「このわらわの美しい髪と尾を、この世で最も愛しいものに捧げる愛を持って撫でるのじゃ」

妖狐姫「そのための婚姻関係というわけじゃ」

妖狐姫「…できぬか?」

妖狐姫は物恋しそうな視線をこちらにちらりと送った。

男「っ!」

男(ここは天国か…)

その日、俺は極楽浄土を信じた。
…あっちの世界で積んだのは限りなく悪徳に近いが。



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