過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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75:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 18:22:31.64 ID:bQ1VTJGW0
男「まあ、それはいいんだけど…大丈夫なのか?」

くぅこ「これくらい耐えられぬようでは忍失格でごじゃるよ」

男「いやそうじゃなくて、俺一応妖狐姫専用の座椅子ってことになってるんだけど…」

くぅこ「む…」

一瞬マズそうに口を閉じたままごにょごにょとしたくぅこだったが、開き直ったかのような顔をすると人差し指を唇の前に立てて小声でつぶやいた。

くぅこ「…主様には内緒にしておいて欲しいでごじゃるよ」

男「はいはい…」

それでいいのかよと少し呆れもしたが『女の子を膝椅子の上に乗せる修行』と文面だけみた役得感もありそれで飲み込むことにした。

くぅこ「…男殿、顔が笑っているでごじゃるよ。何を考えているでごじゃるか?」

くぅこは両肩を両手で抱くと少し身を引いて怪訝な視線を送ってきた。

男(やべ…顔に出てた?)

男「なんでもないよ。おやすみ…」

俺は彼女から顔を逃すかのように後ろを向くと掛け布団に潜り込んだ。

くぅこ「くくっ…おやすみなさいでごじゃるよ」

その声を最後まで聞き終えると部屋からくぅこの気配は無くなった。

男(あいつ最後ちょっと笑ってた…?)

男(あんなまだまだ幼い女の子にからかわれたのか俺は…)

そう思うと少し悔しい。

次の修行…覚悟しとけよ…



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