過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/03/11(土) 05:12:32.94 ID:aiWyufnc0
男(え…)
てんこ「ぇ…?」
一瞬、何が起こったのか理解できなかった。
妖狐姫「…んはっ」
妖狐姫「はしたないものを見せてしまって申し訳ない…ですが…」
妖狐姫「これでお分かり頂けましたか?少なくとも、わらわはこの者に愛情を抱いています」
しらこ「…ふーん、随分と体を張ったじゃないか」
しらこ「シエン!」
シエン「…はっ、はあ!」
しらこ「帰るぞ」
しらこは乱暴に襖を開けると後ろ姿のまま言った。
しらこ「まあ、今回は貴方の迫真の演技に免じて身を引こう。せいぜい次の言い訳でも考えておくことだな。思いつかないのならいつでも我が屋敷に嫁入りに来るといい…歓迎するよ」
妖狐姫「…てんこ、送って差し上げろ」
てんこ「はっ…はひっ!」
どたどたと露骨に不機嫌そうな足音を立てて出て行くしらこを、てんこさんが慌てて追っていた。
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