過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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98:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 05:14:41.89 ID:aiWyufnc0
パチンッ…と

彼女の小さな手のひらが俺を思いっきり叩いた。

男「痛っ…」

妖狐姫「馬鹿者っ!」

妖狐姫「うにゅは…うにゅが思っているよりずっと素晴らしい人間じゃ。少なくともわらわにとってはそうなのじゃ」

もしかして彼女は、俺のために泣いてくれているのか?…俺なんかのために。

妖狐姫「頼む…」

妖狐姫は俺に強く抱きつくと俺の胸に顔を押し当てて言った。

妖狐姫「わらわの顔に泥を塗るなとはいわぬ…じゃが…うにゅは己をもっと重んじるべきじゃ…」

ここまでされても尚、俺はまだ妖狐姫の涙の意味を完全に理解できていないまま夜を迎えた。

祝言まで、あと六日。



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