14:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:28:06.41 ID:ki3Y9quvo
「…………甘いのでしてー」
煮え切らない私の思考中に、芳乃さんはコーヒーにお水に入っていた氷を移して冷やしてから飲んだ。中途半端に温度の下がったコーヒーは大量にいれてしまった砂糖のせいで凄く甘くなっていたようで、芳乃さんはしょんぼり顔だ。
やっぱりこういうカフェにはあまり来たことがないのがわかる。
こほん、と可愛らしく咳払いをしてから、芳乃さんが喋り出す。
「言葉には言霊というものが宿ると言いましてー、伝えたい想いを言葉に乗せるというのはとてもよきことだと思いますがー、しかし悠貴がそれでも想いが伝わらぬと思うのでしたらそれ以上の形でまっすぐに伝えるがよいかとー」
「それ以上の形でまっすぐですか?」
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