過去ログ - 悠貴ちゃんが頬にちゅってして
1- 20
4:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 22:23:13.82 ID:ki3Y9quvo

「なんだか……足りない気がする」

 ベッドに寝そべり、言葉を漏らす。

 デビューCDのリリースイベントでステージに立たせてもらい、曲を歌わせてもらって、今日までどうもいまいち実感がなかったけど本当に可愛いアイドルになれたんだという実感が急に出てきた。
 そして、そんな可愛いアイドルとしてステージに立たせてもらい、CDまで出せるようになったのはプロデューサーさんのおかげだということも、あらためて思った。
 だから──だからこそ、思う。
 ただありがとうございますなんて言葉だけで済ませられるものだろうか、と。
 感謝の気持ちを伝えることは当然必要である。しかしそれだけでは最低限のことだ。感謝すべきことに感謝をする、ということは当たり前のことなのだから。
 ありがとうございますとだけ言ってそれでおしまいというのは、どうしても物足りなく感じてしまう。

 何かあるはずだ、何か。そんなことを考えているうちに、気が付けば微睡みに落ちていて。意識が暗転する。
 おやすみなさいと誰にでもなく言うこともないままに、眠ってしまった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
20Res/11.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice