253: ◆jZl6E5/9IU[saga]
2017/04/05(水) 00:40:23.50 ID:Fbg9h6FS0
ナレイン「了解しました。…しかし、よろしかったのですかな」
シモン「何がだ?」
ナレイン「例のアッシュ部隊もフェストゥムとの戦いに連れて行くことです。彼らはまだ未熟に見えましたが…」
シモン「ここで学ぶべきことは学ばせた。アッシュに搭載されたジュリアシステムのことは?」
ナレイン「多少は知っているつもりです。擬似人格を持たせた機体との同調による人間の限界を超越した操縦を可能とさせる技術。システムの稼動の鍵は搭乗者の生存への欲求…」
シモン「そうだ。生存本能を刺激し、活性化していくことでアッシュはより力を増す。そして、それを促すには…」
ナレイン「実際に生死をかける戦場へと向かわせるしかない、と」
シモン「その通りだ。いつまでも訓練生では、前線には出せないからな。それに、彼らの支援に必要な人材は取り揃えた。……我々にはなりふり構っている余裕はない。もう十分なほどに後戻りのできないことをしてきた」
ナレイン「…それは我々も同じことです。しかし、立ち止まるわけにもいかない。我々には守るべき人々と世界がある」
シモン「……では、明日は頼む」
ナレイン「…了解しました。援助に感謝いたします」
ガチャ…バタン
シモン「……卒業、か」
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