過去ログ - 渋谷凛「私キラーでシリアスブレイカー」
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3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/03/14(火) 00:37:45.43 ID:64ZzKcsd0



記者の人達を玄関まで見送りに行ったプロデューサーが私のいる応接室へと戻ってきた。

「お疲れ。今日はタイトだったなぁ」

「ほんと、誰のせいだか」

少し嫌味っぽくいつもの軽口を叩くと、プロデューサーが海外のドラマみたくわざとらしく手を挙げて「さぁ」なんて言うもんだから思わ

ず吹き出してしまう。

「ふふ、何それ」

「演技派タレントになろうかな、って」

「じゃあ私の後輩だ」

「ふーん、凛が俺のプロデューサー?」

「あ。それ蒸し返したら口利かないって前言ったよね?」

「ごめん、って。……いや、本当にごめん。許して」

「悪いと思ってないでしょ?」

「思ってるよ。その証拠に、これ」

くすくすと笑いながらプロデューサーは後ろ手に隠していた袋から、お洒落な小箱を取り出す。

「……これ、私に?」

「一月前の、お返し」

「……そっか。今日は……」

「喜んでもらえたなら、嬉しいよ」

「うん。ありがとう」



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