過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人からの贈り物」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/03/15(水) 06:08:13.20 ID:+h6VBbXq0
「おっす、Pちゃーん。何を悩んでるんだYO!!」
Pの背後に突然湧いて出て来たかの様に現れて、声を掛ける男が一人。
しかもそう言った後、男はPの背中に思いっきり張り手をかました。
「痛っ!? って、誰だ……!!」
理不尽なまでの一撃に、憤慨したPは勢い良く振り返り、その犯人の顔を確認しようとする。
「よう。元気にしてるかー?」
「あっ、Aさんでしたか……」
振り向いた先に立っていたのは、事務所の先輩プロデューサーであるAだった。
その顔を見たPは込み上げていた怒りをサッと鎮める。
Aの行いは理不尽な事には違いなかったが、それで先輩に対して手を挙げる訳にはいかなかった。
「それで、何かあったのか? 何やら悩んでいるみたいだったが……何か失敗でもしたか?」
けらけらと笑いながら、AはPに問い掛ける。
その表情から察するに、もし本当に失敗したのだったら笑い飛ばしてやろうという魂胆なのだろう。
と、PはAが声を掛けた理由についてそう予測する。
そしてその推測は的外れでは無く、本当に揶揄う為だけにAはやって来ているのだった。
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