過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人からの贈り物」
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27:名無しNIPPER[saga]
2017/03/15(水) 06:13:19.47 ID:+h6VBbXq0
「はぁ……けど、Aさん。これのどこが大したものじゃないですか。十分に考えられてるものばかりじゃないですか」


「気のせい、気のせい。ただ適当に欲しそうなものを買っただけだっての」


Pからの指摘に、手をプラプラと振って何でもないとAは反論する。


追求した所で、どうせ同じ答えしか返ってこないだろう……


と、判断したPは引き下がり、聞くのを止めたのだった。


「とりあえず、俺のバレンタインのお返しはそんな感じだな。参考になったか?」


「うーん……微妙、ですね」


「微妙って、お前なぁ……」


「いえ、参考になったのは確かですけど……それじゃあ普通過ぎて、物足りないといいますか……」


「……普通のお返しで物足りないって……お前の彼女、相当だな」


Aの発言にPは「ははは……」と乾いた笑いで返した。


その指摘は間違いではないからこそ、何も言えなかった。


「そうなると……あれだな。他にも聞いて回ったらどうだ? もっと参考になる奴がいるかもしれないしな」


「そうですね……一応、そうしてみますか」


PはAからの提案に頷いて承諾する。


一人の意見よりも、二人、三人と聞いた方が、断然良い。


そう思っての行動であった。





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