過去ログ - ゲドリアン「SRプロ作戦進行中」
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937: ◆jf/Iecmsv6[saga]
2017/05/09(火) 19:40:55.68 ID:0uRf4i7O0
---YSZ内部、野座間製薬国際営業本部、橘雄悟の私室---
【BGM:闇の拡散】
(橘雄悟が小型端末を前に座り、匿名回線で音声会話を行っている)
橘「・・・そうか、北岡のアマゾンは所定の成果を挙げたか。」
『ああ、アマゾン細胞の被検体1名を受領する交渉を取り付ける為に、あの機械兵の武器のデータを委譲してくるとは自衛隊も追い込まれている様だね。』
橘「ふっ、我々としてもビジネスチャンスだと言える。製造は楽で、戦闘能力は高い「商品」を無尽蔵に作れるのだから。」
橘「その最高のコストパフォーマンスを持つ兵士を欲しがるのは無理もないだろう。」
『どの道、自衛隊は水城史郎を失っている。強力な素体が欲しいのだろうしね。』
橘「そこまで分かった上で、敢えてそれに乗ってやろうと?」
『ああ、単なる武器や金なんかに興味はない。ただその機械兵ならハカイダーの実力テストになると思ったまでさ。』
橘「私にとっては、別に問題外の話だ。君は確かその機械兵の扱っていたシステムに興味があったのだったな。」
橘「確か、重加速、ファイブハンドシステム、ラウズカードリーダー・・・そしてパーフェクターだったか?」
『ああ、そのシステムを全て奪えれば・・・ハカイダーは天を掴む。』
橘「それで素体は誰を使う積りだ?」
『桐生豪・・・彼をおいて他にはないだろう。』
『ああいう、歪んだ正義を持つ対象は・・・正義の為に奔走させる様に誘導させ、破滅させるのが一番楽しい。』
『それに、それを全て知ったら・・・彼の妹君も実にいい顔をしてくれると思わないか?』
『彼女には、兄を生き返らせる所「まで」を約束した。「生き返った後の事」は何も約束などしていないのでね。』
橘「ふふっ、私としてはどうでもいい話だ。だが、その旨は理解した。」
橘「その代り、赤いアマゾン・・・奴を逸早く鹵獲して欲しい。奴からはまだまだデータが取れるのでね。」
『分かっている。・・・行動はすぐに起こすさ。では、お互いの目的が成功する事を祈っているよ。』
ピッ!!(橘雄悟が画面を切ると笑いだす)
橘「朔也、ありす・・・私はお前達を顧みる事などしない。」
橘「今は奴らと協力し、この私がYSZの頂点に立つ。その為には、どんな事だってしてやるさ。」
橘「待っていろ・・・水澤令華。もう少しでお前も私の眼前から消してくれる。」
橘「フフフフフ、ハハハハハハハハハ!!」
【Episode 155】Adventurous Crossroad Failure
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