過去ログ - 春日未来「めめんと・もり」
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26:名無しNIPPER[saga]
2017/03/21(火) 15:10:09.12 ID:PQpbCdMUO


「うぉっほん。今日からまた、彼には頑張ってもらうよ」

「今まで迷惑掛けてすみません。その分これから、より一層頑張るからな!」

それから3週間くらいで、プロデューサーさんは事務所に戻ってきました。
奇跡的に骨折みたいな後々の生活に響く怪我はしないですんだから、早目に退院出来たそうです。
それでも病院からは無理をするなって言われちゃったみたいですけど。
そこはやっぱり、プロデューサーさんなんですね。

「よかった…これでまた、いつも通りですね」

「にゃははー、やっぱプロデューサーがいないと寂しいもんね?」

「心配かけてごめんな。まぁ、みんなが怪我するくらいなら俺で良かったよ」

わいわい、がやがや。
社長が出番を終えてすぐに、プロデューサーさんの周りにはみんなが集まりました。
そのみんなが笑顔で、幸せそうで。
喜びに満ちています。

「しょーがないにゃあ。退院祝いに、プロちゃんには茜ちゃんのとっておきのプリンを…あれ?ない?」

「あ、ごめんね?美味しかったよ!」

「わっほーい!退院祝いに満漢全席フルコースを振る舞っちゃいます!」

「退院うどん…引っ越し蕎麦があるんだし、問題ないわよね」

楽しそうに騒いでる部屋の端で、私は一人立ち尽くしていました。
今あの輪に混ざろうとしたところで、プロデューサーさんは私の事を覚えていないんですから。
今一緒に騒いだところで、私だけは純粋には喜べませんから。
きっと、今の私はあの楽しそうな輪を見ているのが丁度いいんです。



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