33:名無しNIPPER[saga]
2017/03/21(火) 18:10:37.33 ID:PQpbCdMUO
「ごめんね、静香ちゃん…!」
静香ちゃんの泣き顔を見るのが辛くて。
私のせいで泣いてるのを見るのがつらくて。
気持ちは溢れ、渦を巻いて、何を言えばいいのか分からなくて。
私は、走って逃げ出しました。
走って、走って、走って。
階段を駆け下りて、誰もいない階のソファに崩れ込んで。
大きな声をだして、周りなんて気にせずに。
一人で、泣き続けました。
私だって!
私だって本当は、プロデューサーさんともっと一緒にいたいもん!
でも、違ったから。
私とプロデューサーさんの今の関係は、私の望んでいたものじゃないから。
でも、言えないから!
言ったところで、何も変われないから!意味がないから!
今までの積み重ねがあったからこそ、それをお互い知っているからこそ。
私はプロデューサーさんが好きで、プロデューサーさんも私の事を好きになってくれて。
何も覚えてないプロデューサーさんに向かって、私達は恋人だったんです、なんて!
そんなの…
何も覚えてないプロデューサーさんが、それで首を縦に振ってくれたとしても。
そんなの…
これから積み上げていけばいい、なんて。
そんな簡単に考えられる程、私の積み上げた思いは軽くありません。
これから作り上げていけばいい、なんて。
そんな簡単に組み立てられる程、私の心は強くはありません。
49Res/37.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。