過去ログ - 【アマガミ×物語シリーズ】森島はるか「はるかドッグ」
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12: ◆Gh4KnxEqTvCH
2017/03/17(金) 00:36:22.42 ID:9SPDl3p50

阿良々木「で」

羽川「で、人面犬…。もう一昔前の話だよね。たしか口裂け女とか、トイレの花子さんだとかと同じ千九百八十年ごろ流行った怪異で、口裂け女なんかは実際に通報があってパトカーが巡回をしたこともあるみたい」

阿良々木「へえ、にしても随分いきなり増えたんだな、そのくらいに流行った怪異なら僕も他にいくつか知ってるくらいだし」

羽川「大災害、戦乱の中だとか、怪異って人の心が不安になりやすい、動乱のさなかに多く現れるという風によく言われているけれど、千九百八十年ごろから、二千年にかけては、世紀末に近づいて人の心が浮足立っていたっていうのがあるんじゃないかな」

阿良々木「なるほどな」

羽川「怪異のなかではそれでもかなり最近のもので、だからこそ、怪異としての特性を形作られるところが実感できる。ともいえるかな?」

阿良々木「怪異としての特性?設定だとか、性質だとかそういうものの事か?」

羽川「そう、口裂け女なら、ただ声をかけてくる存在だったのが、すごい速さで追いかけてくるようになったり、その対策として、べっこう飴やポマードで逃げる事ができるようになったり、花子さんも、声が返ってくるだけだったのがいつの間にか襲ってきたり」

阿良々木「ああ、そういうことか。女子トイレの花子さんの対になる、男子トイレの太郎君っていうのも聞いたことがある」

羽川「そう、そういった後付け設定も、実は一番最初にいたのは太郎君の方だった。なんて遡って目撃証言が作られることもあったりするわね」

阿良々木「円盤型UFOが現れてから一気に目撃証言が増えたり、昔見た変な飛行物体だけど、円盤型だったかもっていう思い込みで過去の目撃情報が増えるあれか」



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