過去ログ - 【ガルパン】マタニティ・ウォー! 最終章
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KASA
[saga]
2017/03/18(土) 21:41:02.58 ID:GXLR8hmSO
夕飯になっても、まほは自室からでてこない。しほも恒夫も何も言わない。この件については何も触れない。→空気の重い晩御飯。
夜
意を決して、二人でまほの部屋へ。
するとまほ、落ち着いた様子で二人を迎える。
まほ「今日はまた、布団をならべて三人で一緒に寝ようじゃないか」
みほエリ、顔を見合わせる。
布団並び→ [エリカ・みほ・まほ](エリカがビビって端に逃げた)
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みほ「お姉ちゃん、怒って、ますか」
まほ「……怒ってはいないよ、ただ──少し、寂しい」
エリカ「……。申し訳、ありません」
まほ「二人のせいじゃない」
みほ「でも、私たちが──」
まほ「だから、そうではないんだよ」
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まほの独白
妊娠をしていた間、自分とエリカは赤ちゃんによって繋がれていた。こんな風に他人とつながっていられたのは、みほ以外ではエリカが初めて。
流産をしたとき、それが途切れた。流産自体も悲しかったがその事も悲しかった。
あるいは再び、エリカと互いに子どもを妊娠して、特別な絆を結べたらと思っている。
しかし──
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まほ「例えそうなったとしても、私は西住の長女だ。いずれは男性と結婚をし、その人との間に、子もうけねばならない。それが、私の人生だし、私はそうありたいと思う。長女としてこの家に生まれた、私の役目だ。それに背きたくない。」
みほ「……。」
エリカ「知っています。隊長は……そういうお方です」
まほ「……。エリカは私の、一番の理解者なのかもしれないな」
まほ「なのに……私はそんなエリカに──エリカの欲している物をやることができない。それが……寂しいんだ」
エリカ「……。隊長、私はそんな隊長を、心から尊敬しています。だからこそ、ずっと……おそばにいたいんです」
まほ「…………。」
みほ(…………。)
みほ(どうしてだろう、私、いま……すごく悲しい……。)
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