過去ログ - 【ガルパン】マタニティ・ウォー! 最終章
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KASA
[saga]
2017/03/18(土) 21:46:30.08 ID:GXLR8hmSO
まほ「ん……いい気持ちだよ、みほ……だけど、お腹にきをつけろ。あまり、赤ちゃんを圧迫するな……」
みほ「お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん……!」
まほ「さぁ……私は少し疲れたよ、今日は頭を使いすぎた。だから、そのまま二人で抱いてくれ。私がこのまま眠ってしまえるまで」
まほ「いいな、二人とも──絶対にそのまま──私をはなさないでくれよ──」
エリカ「は、はい……っ」
みほ「……っ、……っ!」
みほ(私の大好きな──お姉ちゃん──)
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みほが、まほの身体をボテ腹でよしよし。
エリカさんが、まほの頭を両手にだいてよしよし。
まほは、二人に抱かれて気持ちよさそうに眠りについた。
エリカさんが静かに泣いている。お姉ちゃんを起こしてしまわないように、声をころして泣いている。
みほは、時々手を伸ばして、エリカの涙を拭ってやった。
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■189日目
朝ちゅん。
みほが目を覚ます。
三人とも、寝付いた時のまま、密着している。
障子が開いて、その先にはしほが立っていた。。
その物音で、エリカさんとお姉ちゃんも目を覚ます。
子猫みたいに互いに体をよせあったまま、たがいにあくびをする。
お母さんは、しばらくその様子を観察したあと──
「問題は、ない?」
みほとエリカが姉の顔をうかがおうとするけれど、その前にお姉ちゃんが──
「ええ、何も問題はありませんよ」
機嫌の良さそうな声で、母に返事をした。
ならばよし、とお母さんはは頷き──
しほ「三人とも、着替えて朝ごはんを食べなさい。そのあとみんなで──逸見さんのお家へご挨拶にいくわよ。」
エリカ「え゛っ!」
しほ「現状このような事になっております──と、逸見さんにお詫びと説明をしなければなりません。みほ、お腹は重たいでしょうが、貴方にも同行をしてもらいます。……責任を果たしなさい」
みほ「……はいっ」
エリカ「あぁ……どうしよう……どうしよう」
まほ「どうしようも何もないだろう。ありのままを放せばいい。……いいな、昨日の私との約束は──そういう意味でもある。わかったな」
エリカ「うぅ、はい……た──お姉さま」
まほ「よし」
エリカさんのそのぎこちない返事をきいて──お母さんが、障子を閉めようとしていた手をぴたりと止めた──。
しほ「……何ですって?」
私のことですよ、と、お姉ちゃんがくすくすと笑った。
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