過去ログ - 【ガルパン】マタニティ・ウォー! 最終章
1- 20
90:KASA[saga]
2017/03/23(木) 18:50:01.26 ID:nC3puLwv0
みほ「でも、私にはかまわないの?」

しほ「……。少しでも、貴方の励ましの言葉になればいいと──そう思ったのです。理解なさい。だいたいの親とは、そういうものなのです。あなたも、母親なら、……わかるでしょう」

みほ(私は、その時のお母さんの、照れ隠しのような厳しい表情がなんだかおかしくて、どうにも笑いが止まらず──)


みほ「あはは、そうだね、あは」


しほ「……。」


みほ(だけど、そのはずなのに、可笑しいはずなのに──)


みほ「あは、……っ、……っあ、は、は……っ」


みほ(どうしてか、私の視界は急にぼやけ初めて──)


みほ「……っ、ひっ──……っ、ぃぐっ……」


みほ(嬉しいはずなのに、どうして涙が)


みほ「……おか……おかぁっ、さんっ……ひっ、ぐ、ひぐ……あぁ……おかあさん……」


みほ(ありがとう……私も、頑張ります……)

---------------------------------------------------------------------------------------------------
新生児ICUへ。

みほ「私はあなたに、何をしてあげられるのかな」

眠る我が子の、姿に思う。すぐには答えはみつからない。

だけど日尾まず、断乳の薬を服用するのは、もう少しだけ待つことにした。

痛いけど、夜、あまりねむれないけれど……もう少しだけ、我慢しよう。

あの子が目覚めた時に、ちゃんとお乳をあげらえるように。



■4日目
エリカさんとお姉ちゃんが、朝から病院にいてくれた。
週末なので学校はお休み。


新生児ICU。
滅菌ケージに横たわる、可愛い我が子。

赤ちゃんベッドの横には、もうネームタグが挟んである。


エリカ「いい名前じゃない」

みほ「うん。私もそう思う。」

まほ「お父様が、一生懸命に考えておいてくれたんだ」

はやく、この子に自分の名前を教えてあげたい。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
167Res/151.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice