過去ログ - ('A`)が深海棲艦と戦うようです
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11: ◆vVnRDWXUNzh3
2017/03/17(金) 23:23:58.17 ID:+hc7lDaB0
にしても、見事な作戦だと他人事のように感心してしまう。ロシア辺りの学者が最近深海棲艦側も頭脳的に動くようになったなどと言っていたが、この状況を見るとあながち間違いではなさそうだ。
( ゚д゚ )「まぁ、ここ以東に無抵抗で敵を進ませればリスボンの陥落が現実味を帯びるからな。本部としても捨てるわけにはいかないか」
('A`)「……そうですね」
中尉の指摘に、気乗りしないながらも同意する。
六年前、深海棲艦出現以降───日本で【艦娘】が実装されて有効な対抗手段が生まれる前ですら、人類は絶望的な戦いを強いられつつも一部の小諸島国家を除いて首都まで深海棲艦の進撃を許していない。
にもかかわらず先進国家の集合体たるEUで、しかもまんまと深海棲艦側の策略にかかりそれなりに国力のある国が首都を蹂躙される……学のない俺でも、EU、特にドイツやイギリスといった主要国の威信が地に落ちることは想像に難くない。
……だが、国家の威信とやらを守る代償に自分の命が使われることに納得できない俺は、やはり非国民なのだろうか。
( ゚д゚ )「で、HQからの死守命令についてだが……流石に増援は派遣されるのだろう?」
( ><)「プラゼーレス墓地でポルトガル機甲部隊の再編が完了、砲兵としてこちらを援護する体勢のようなんです!」
( <●><●>)「他に、損害が比較的小さいフランス軍が戦車小隊を一個こちらに投入してきました。同国の歩兵中隊も随伴する模様です」
('A`)「深海棲艦側で先行しているのは、先ほど我々が視認したホ級1、イ級2から変動ありません。あと20分ほどでここに到達するかと」
( -д- )「………」
( ゚д゚ )「………!!」
中尉はしばし下を向いて思考を巡らせると、おもむろに顔を上げ目を見開いた。
俺たちは一斉に背筋を伸ばし、同時に思う。
_
('A`)( ゚∀゚)( <●><●>)( ><)
(こっちみんな)
と。
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