過去ログ - ('A`)が深海棲艦と戦うようです
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32: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 20:22:29.81 ID:3Rgr7MqQ0
違和感を感じたのは、HelmとBallの動きだった。

先ほど言ったとおり、この2種類の深海棲艦機はどちらもほとんど艦娘ありきでなければまともな対策が打てない存在だ。単に厄介というだけでなく、攻撃能力も十二分に備わっている。

つまり、併せて100を優に超える敵航空戦力が居ながら、俺たちがまだ“半壊で済んでいる”というのは明らかな異常事態だ。

('A`)「奴等は今、損害を出すことを病的に恐れている。おそらく海上打撃群がポルトガル近海まで帰還した際に、艦娘や連合艦隊を迎撃できる戦力を可能な限り減らしたくないからだ。

逆説的に言えば、奴等は海上打撃群に関しては“撃破が出来ない、足止めが精一杯だ”と考えている。

時間さえかければ、ビスマルク達が戻ってこれる公算は大いにある」

アルマダやカシュカイシュにおいても既に相当数の深海棲艦が上陸しているが、その進軍の足は極めて鈍い。

特に、強化種たる“elite”の進軍の遅さは目につく。

おそらく内陸部への浸透強襲に際し、高い戦闘能力を誇るelite種が何かの手違いで孤立・各個撃破されることを防ぐための処置。

もう一つ推察するなら、“できるだけ早くリスボンを制圧するための配慮”という一面もあるのではないか。どんなに高い攻撃力と射程を誇っていても、深海棲艦は陸に上がれば鈍重だ。高速侵攻には速力面で艦載機戦力が不可欠。

無論あくまで推測に過ぎないが、疑問点を口に出しながら整理していく内にこの推測が真実に近いという確信が生まれた。

現に、今この瞬間もHelmとBallは上空を旋回するのみで総攻撃に移らない。あくまで“素振り”を見せるのみで、随伴歩兵────中でも、有効射程距離が長い狙撃銃の持ち主達が迎撃の構えを見せると傍観へと姿勢を戻している。


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