過去ログ - ('A`)が深海棲艦と戦うようです
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38: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 22:51:07.38 ID:3Rgr7MqQ0
双眼鏡を覗いていたビロードの報告に併せて戦車隊に指示を出す。ほどなくして件の水しぶきが、三つ並んでタホ川をさかのぼってくるのが見えた。
(#'A`)「────Feuer!!」
号令を下せば、五つの戦車主砲が一斉に火を噴く。五発の砲撃が、やや先行していた中央の水しぶきに直撃した。
『────ァアアアアアアァア!!!??』
例の耳障りな断末魔と共に砲撃を食らったイ級が一隻川の中程でのけぞって身もだえする。1.5kmという広い川幅にもかかわらず、深海棲艦達は密集して突撃してきていた。結果として、遺る二隻も止まる羽目になる。
( ><)「艦種確認!タホ川の敵艦、全てイ級!全て通常種です!」
('A`)「今更んなもん怖くもなんともねえっての。全車続けて撃て!!20秒で沈め切れ!」
( ゚д゚ )「迫撃砲、撃て!!当てなくていい、水柱を上げるだけでも奴等の砲撃の妨害になる!!」
『『『ァアアアァアアアアア!!!?』』』
いっそ哀れになるほど、新手のイ級達はただの的でしか無かった。戦車砲と迫撃砲の釣瓶打ちを食らい、瞬く間に損傷箇所が増えていく。
HelmやBallが援護しようにも、ゲパルトの分厚い弾幕が遮って爆撃路を開けない。
_
(#゚∀゚)「Los Los Los!!」
すかさず、ジョルジュの率いる分隊が川の畔まで突っ走る。分隊員達が背に担ぐのは、後方から補充された新たなパンツァーファウスト3。
_
(#゚∀゚)「ぶちかませ!!撃て、撃てぇ!!」
『『『ァアァアアアアアア……!アァァァア……』』』
五門の戦車砲、八門の迫撃砲、そして12門の対戦車携行砲。
我がドイツ連邦陸軍が誇る火砲集中戦術の前に、三隻の駆逐艦はむなしく川底に身を横たえる。
('A`)(……さぁて、これで解ったかい敵将さんよ)
俺は機銃座に深く腰をかけ直しつつ、今頃海のど真ん中で歯がみをして居るであろう敵旗艦───装甲空母姫のいそうな方角を眺める。
('A`)(あんたらの事情が割れた以上、こっちにだって戦い方は幾らでもある。このまま艦娘たちが帰ってくるまでおつきあいして貰うぞ)
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