3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 22:18:00.22 ID:6kFopQTWO
「ん、むー……」
「もう、急に首に噛み付いてきて……付けようとしたの?」
「……違います。プロデューサーさんが許してくれないことは、私、したくありませんから。……だから、付ける気はありませんでした。……でも」
「でも?」
「我慢、できなくて……。付けるのは駄目だけど、でも、したくて……プロデューサーさんが欲しい、って……その気持ちが抑えられなくて……」
「……そんなにしたいの?」
「したいです。……許してくれないことは私、絶対にしません。しません、けど……でも許して欲しい、って……そう思って溢れちゃうくらい……私、プロデューサーさんに、したいです……」
「……そっか」
「はい……」
「……んー……ねぇ、愛梨」
「?」
「冬は越えたけど、まだまだ今の時期は寒いよね」
「……そうですね。最近プロデューサーさんと居ないときは、全然暑くなったりしませんし……」
「だよね。だからさ、前に愛梨から貰ったマフラー、まだ最近も使ってるんだけど」
「あ、はいっ。使ってくれてるの見てます。二人でも巻ける長めのマフラー……ちゃんと使ってくれてるって、毎朝見る度に嬉しくなって。えへへ……」
「それさ、今はここと家との道中でしか使ってないわけなんだけど……今みたいに事務所の中に居るときにも使ってたら、変かな?」
「? ……そうですねー……変、というか……でも駄目ではないと思いますけど……」
「そっかそっか。……ん、それじゃ、明日からは事務所の中でも一日中巻いてることにしようかなぁ」
「一日中ですか?」
「そ、一日中。首にぐるぐるーって」
「えっと……ん、わ……え、えとっ、それって!」
「巻いてたほうがいいかな?」
「はいっ、良いです! 良いと思いますっ!」
「そっか。……ん、それじゃあそうすることにするよ」
「……えへへ、ありがとうございます」
「いいえー。あ、でもあれ、ちひろさんとかに何か言われたら助けてね。一応誤魔化さないとだから」
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